札幌でも30度を超える暑い日になった7月29日、札幌市西区にある札幌市立北翔養護学校にて、DropTalk研修会が行われました。
初級編では、DropTalkアプリの基本的な用語の説明から始まり、キャンバスの作成、シンボルの配置など、基本的な操作方法に加え、「そんな機能があったのか!」と、キャンバスが素早く作成できる技も学ぶことができました。
スケジュールキャンバスでは、タイマーの使い方や設定方法など、生活や学校行事などの活動場面でスケジュールの進捗状況を確認する方法を含め、参加者が実際に操作しながらキャンバスの作り方や設定方法を知ることができました。
▲展示コーナーでは様々な資料が用意されていました
午後の中級編では、シンボルの作成方法やスケッチ機能の使い方と実践が行われ、キャンバスに背景をつけたり一部分にだけ音声スイッチを入れたり、キャンバスリンクを設定することで、簡単に個別に合った教材作りを行うことが出来ました。
研修の最後には、視線入力装置を使用したシンボルの選択についてのデモンストレーションが行われました。この方法であれば、直接タブレット等にタップすることの難しい方でもDropTalk使用の可能性は広がります。
既にDropTalkを使っているという先生方や支援に関わる方々からも、「このような設定方法や使い方があることを初めて知った」という声も多く聞かれ、合計4時間の研修会はあっという間に終了しました。
初級編の前半で、DropTalkは
「ただのVOCAアプリを超えた やりすぎVOCAアプリへ」
との紹介がありました。
使えるシンボルの数の多さに加え、画像をはめ込むだけではなく、音声や動画もキャンバスに使用することが可能な上、スケジュールの確認やクイズ形式の教材作り、外部スイッチを使用した操作に対応など、
このアプリ(ソフトウェア)には、出来ない事が無いのでは?と感じます。
今回知ることのできた設定や機能を使うことで、コミュニケーションや学習の場面に生かすことができると考えております。
今回は研修の為に札幌まで来ていただきましたHMDT(株)木下様、黒田様、本当にありがとうございました。
【7月30日 追記】
アンケート結果を公開しました。
リンク先より結果を見る事ができます。